こんにちは!転勤族の妻こと転妻ライターの戸田です。
今回の九州ご当地グルメ選手権のテーマは即席麺。福岡を代表する麺といえば、それはもちろんラーメンでしょう。お店や屋台で食べられるラーメンはもちろん、福岡の味をおうちで楽しめる即席麺は多くそろっています。
棒ラーメンといえばの「マルタイラーメン」、博多祇園山笠がテーマのパッケージが御馴染みの「うまかっちゃん」。それ以外にも、各有名店がお土産用に繰り出す自宅用ラーメン。そう、もはや「おいしい」しか正解がない即席ラーメンが、福岡にはあふれている。とはいえ、私は思ったのです。「タッキュー」読者の皆さんも、編集部の皆さんも、そんなド正解は求めていないのではと。
そう、時がきたのです。
味が全く想像できないうえに、パッケージのインパクトがあり過ぎて、気になるけど怖くて手が遠のいていたあの商品を試すべき時が……。
そんな天啓に導かれ、私が福岡代表即席麺としてご紹介するのが「エイリアンラーメン」。転勤で福岡に引っ越してきて出会い、1年半以上、気になりながらも距離を詰めることができずにいたこのラーメンとついに対峙することになりました。
目を合わしたらダメなやつでは、と思うこちらがエイリアンの正体「ワラスボ」さんです。ワラスボとはなにかというと、ハゼ科の魚。生まれた時からそばにあった瀬戸内海にはこんな魚いませんでしたけど!?と思ったら、日本では有明海にのみ生息するそう。最初にこの魚を食べた人、すごい。ビジュアルだけでは、全然食欲が湧きません。ぜひこのワラスボをリアルな写真で紹介したいと、フリー素材を探したらすごく身近なところにありました。
(c)「[ボツ企画] もったいないのでフリー素材にします。〜丸ぼうろはどこで食べると美味しいか?〜」
おしゃれ空間でしかないスタバでポリポリ食べたうえに、企画ボツってどんな罰ゲームやったんや…とワラスボのビジュアルとは別のうすら寒さを感じますが、これがワラスボです。
見た目のインパクトはかなりのものですが、干物のほか、刺し身や味噌汁などで食べられるそうです。ぜひ有明海周辺エリアに訪れた際にお試しください。
そんな「エイリアンラーメン」を開封すると、乾麺と粉末スープの袋が入っています。麺は、福岡のラーメンを作るためだけに、福岡の農家で限定生産される小麦「ラー麦」を100%使用。完全にネタに走った商品では……という不安を打ち消す本格仕様です。
ただし、粉末スープの袋には「ALIEN」の印字。空けて皿に移してみると……
ラーメンの粉末スープとしてはあるまじき色ですが、ここは勇気を振り絞って調理スタート。作り方はシンプルで、5分後に完成したのがこちら。
うんうん、なるほどね~!これ、どう頑張ってもおいしそうに撮れないビジュアルだね~!
粉末スープをみたときから感じていた不安がそのままビジュアルに反映されています。なんでも、ワラスボの体液の色にちなんでの緑色のスープなのだとか。おう…おう……。確かに、香りはカツオ節など魚系です。
食べてみると、スープは塩系。ワラスボそのものを食べたことがないのですが、カツオよりは優しい気がする魚系の味がワラスボのようです。緑色のスープを見た時は「やばいものを選んでしまった」と後悔しましたが、食べてみるとあっさり味の魚系ラーメン。なお、この緑色の正体はクチナシという自然由来の着色料なのでご安心ください。
個人的には、のりとかキクラゲ、ワカメなんかをトッピングして食べたらなおおいしいかと感じます。好奇心旺盛なみなさま、福岡にお越しの際はぜひ、未体験のうま味が詰まったエイリアンラーメンをお土産にお持ち帰りくださいませ。
販売価格 | 270円(+税20円) |
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WEB | ▼ショッピングサイト http://yoakedyaya.shop-pro.jp/?pid=98745219
▼販売元 |
2019.08.01
2019.09.25
2019.11.16
2019.07.27
2019.12.18
2019.07.19