突然ですがここでクエスチョンです。
『呑みの〆 is 何』 たとえばよくあるこんな場面
『だあああぁ!!よー食ったぁぁ!!よー飲んだぁぁぁ!!』
『まだまだ!もう1軒もう1軒!あっ!シメにあの店行こうで!!』
こんな時どこ行きます?普通ラーメンっすよね。
でも長崎市内ではここでラーメン以外の選択肢がでてきます。
もちろん長崎でも〆にラーメン食べる文化は普通にあるんすよ。
むしろ長崎県全体でみるとラーメンでシメるほうが多いと思うっす。
しかしながら長崎市内には
地元民に熱狂的なファンを持つ絶品の『シメ飯』があるんですよ。
今回はそんな絶品シメ飯を4店紹介いたします。
チャンスがあったらぜひ体感してみてくだされ!!
午前0時からオープンとかなり遅い時間からの営業にもかかわらず来店するとほとんど満席。
年季の入った店構えといい長崎のシメ飯レジェンドと言っても過言ではないのが『くわ焼 半蔵』です。
ここのシメ飯はなんとハンバーグ定食なんすよ。
しかも with モリモリキャベツ 晩ご飯じゃなくてみんな飲みのシメとして食べているんです。
『嘘…だろ…?』って思うでしょう?
わたしも最初そんなふうに思ってたんすけどみんなかまわずガンガンオーダーしていきます。
手作りでふっくら仕上がったハンバーグは絶品!!
昨今の肉汁至上主義ハンバーグを一掃する『これこれぇ!感』があります。
1口肉をほおばって白米をかきこみ味噌汁をズズッとすする。気づけばフゥフゥ言いながら無心になってループしてしまいます。
ボリュームがあるのに実際食べてみるとするりと入ってしまう。
『なんで!?』ってなるぞ。これ不思議なんだよなぁ…
みんなの怒涛のオーダーをお母さんが踊るようにガンガンさばいていきます。
常連さんとのネイティブ長崎弁の会話を聞くのもあったかい気持ちになれる。
みんなこの空気感も好きなんだろうな〜ていつも思うんすよね。
よく飲んだリーマン、これから出勤のお姉さん、自分のお店が終わった大将…
さまざまな人間模様が交錯するここはまさに長崎の深夜食堂。
その家族のような温かい空間に『この店は本当に愛されてんだな』って思わざるをえない午前3時。
ここのハンバーグには魔法と愛情がたんまりかかっているんです。
写真はデフォルトですけど目玉焼きトッピングがマストですぞ〜
深夜0時に頂くギルティな味を堪能してくだされ!!
長崎の繁華街銅座で町ゆく長崎市民に声をかけて『あなたのおすすめの呑みのシメは?』てインタビューしたらかなりの確率でこのお店の答えが返ってきます。
それが長崎銅座『かにや』おにぎり専門店になります。
実はこの『かにや』に関わらず長崎市はおにぎり専門店がすごくたくさんあるんすよ。
それほど長崎市民にとって『おにぎりシメ』は身近な存在なんです。
そんな中でも創業昭和40年、長い歴史の中で変わらずアツい支持をうけているのが『かにや』ってわけです
親子でファンって家庭も多い長崎市が誇る名店ですぞ。
わたしの友達が銅座で呑んでベロッベロになってふらふらだったんでタクシーに強引に乗せてバイバイしたんですけどね
2時間後かにやのカウンターでばったり再会した時に『いや、ここまでのこと覚えとらんとさ…』と言い放ったのを聞いた時
ああ、こいつダメだ。と思ったのと同時に長崎におけるかにやの圧倒的ホーム感をまざまざとみせつけられた気がしました。
長崎市民は飲んだあとに自然に足がかにやに向くんですよね。
それは知ってたけど無意識となるともはや次元が違う。
かにやはわたしたちの安住の地なんすよ。
いつ行っても満席の店内。カウンターと小上がりがあってお一人様から団体までOKです。
最近では全国区のテレビでも紹介されることも増えて観光のお客さんも増えてきました。
ふっくら握られるおにぎりは口の中で花開きます。思わず笑顔になるおにぎりなんてそうそうない。
一度でも食べたら長崎市民に愛される理由がわかりますよ。
しかもお値段も1個160円〜とめっちゃ良心的。
こうなると『あれ、なんで俺は飲んだ帰りにコンビニのおにぎり食ってたんだ…??』ってなります。
かにやを知ってから飲んだ帰りにコンビニに寄ることがなくなりました。
あっしのおすすめは『天かす』と『塩サバ』っす!!
なにはなくともこの2種はぜひ食って欲しいっすね!!!
赤だしもマストっすね!!思わずため息がでます。飲んだ体に染み渡るうまさっすよ!!
長崎市の飲み屋街から少し離れた眼鏡橋の近くに佇む『一二三亭』
創業1896年の超老舗である一二三亭はくじらをはじめとした長崎郷土料理を提供されています。
キャパもあるしお酒も一品料理も豊富に取り揃えてあるのでお客さんの層も幅広いランチ営業もやっていて昼夜問わずたくさんのお客さんで賑わっているんすよ。
観光客の方にも地元の方にも変わらず愛され続けているこのお店。
ここに他店の追撃を一切許さない独自のシメ飯があるんですよ
ここのシメ飯は『おじや』です。
『あぁ、風邪ん時に食うやつか』なんていう今までのおじやの概念は忘れてください。
一二三亭のおじやは別モンなんですよ。
『黄金のおじや』と比喩されるその見た目は一二三亭ならでは。大量のネギと白ゴマがアクセントとなっています。
酔った体にすーっと浸透していく。
過度に攻めた味付けじゃなく、むしろ出汁をすごい大事にした薄味です。
どこまでも優しく舌も胃も心も包んでくれる。
その優しさはバファリンを超えた。
一度おかゆを作り、さらにそこから出汁を合わせて再度炊き上げる。
最初の炊飯と合わせると3回炊いていることになります。
とにかく手間ひまかかってるんすよ。それを職人技で卵をまんべんなくコーティングするわけっす。黄金おじやはこうやって完成するんですね。
こちらもさきほどのかにやと同様、親子2代でファンという家庭も多いんすよ。
変わらぬ味に心も舌もホッとします。ハフハフ頬張れば幸せな気持ちで飲み会が終わりますぞ。
世代を超えて愛され続ける味を体感してくだされ!!
真っ赤な看板が目をひくラーメン屋『かどや』にも熱狂的ファンをもつシメ飯があります。
美味しいラーメンをリーズナブルにいただけるってこともあって昼間から学生を中心に大人気のかどやですが深夜まで開いていることもあって飲んだあとシメに寄るって人もたくさんいるんすよ。
『ラーメン以外のシメ飯じゃなかったん?』って思われるでしょう。まぁまぁちょっと待たんですか…
ここでは長崎らしいアレがシメ飯になっていますぞ。
ここのシメ飯は『ちゃんぽん』っす!若い層を中心にかどやのちゃんぽんがシメ飯としてめっちゃ支持されています。
いわゆる普通のちゃんぽんと違い太麺は使用せずに細身の中華麺を採用。
スープも濃厚ながらクセや臭みが一切ない個性的なテイスト。
これがすごいんすよ。濃いのに圧倒的に”飲めるスープ”になっているんですよね。
ゴリゴリに酒飲んだ後にこの旨味スープは親和性ありすぎて大変危険っす。完飲してまう。
「飲んだあとにこんなん食えるのかよ!?」って声も聞こえてきそうですね。
もちろんちゃんぽんなんでラーメンと違って具材はガッツリ量があるんでお腹の加減には注意っす!
でもまわりのベロベロのリーマンみんな余裕で完食してるんですよねぇ…午前2時ぞ今。恐ろしい中毒性です…
とにかく独特なかどやのちゃんぽん。味も食感もいわゆる長崎の伝統的なちゃんぽんとは一線を画きます。
それゆえ『長崎のちゃんぽん初めて食べます〜〜』っていう観光客の方にはすすめてないんすよ。
しかしながらこのシメちゃんぽん、ある程度ちゃんぽんを食べ歩いた人にはぜひ食べて欲しいっすね!めちゃ強いっすよ。
気づけばあなたリピーターです…わたし忠告しましたけんね…!!お母さんもう知らんけんね!!
カウンターオンリーで深夜に1人でシメれるのも気軽でいいんすよね〜
県民の中では『知ってて当然』のお店でも県外からきた人にとっては『えっ、なんすかそれ?』ってなるもんはめっちゃ多いんですよ。
九州各県まだまだ知られていない絶品シメ飯はたくさんあります。
長く愛されるシメ飯はただ美味しいだけじゃなく、元気にしてくれるナイスキャラな店員さんがいたり、とても温かい接客があったり人間模様もあわせて愛されている場合が多いんですよね。
そんなお店はもっともっと評価されて欲しいって心の底から思っています!
『飲んだ後に自然に足が向いてしまうあのお店』
あなたの町の絶品シメ飯があればぜひ Touch your Qshu に教えてください。
ではでは今日はこのへんで!猫町でした!!
くわ焼・半蔵 | 住所: 長崎県長崎市本石灰町1−10 TEL: 095-828-0843 営業時間:0:00-6:00 |
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かにや | 住所: 長崎県長崎市銅座町10−2 |
一二三亭 | 住所:長崎県長崎市古川町3−2 TEL: 095-825-0831 営業時間:12:00-14:00 17:30-23:00 定休日:不定休 |
かどや | 所在地:長崎県長崎市浜町6−23YBビル 1F 電話:095-895-7310 営業時間:11:30-3:00 |
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