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長崎県在住で猫町飯店の休日という、月間20万PV超えのブログを運営している、猫町さんからの質問「鹿児島のマグロラーメンとマグロカツってどんなんです?!」にお答えします!
まずは関係ないように見える、わたしと「まぐろの町」との出会いから…。
まぐろラーメンとは、鹿児島県の真ん中ぐらいに位置する海沿いの町「いちき串木野市(くしきのし)」の飲食業組合が開発したご当地グルメです。
いちき串木野市は、まぐろの遠洋はえ縄漁船の数日本一の「まぐろの町」
いちき串木野市を紹介するパンフレットやサイトには、必ずといっていいほど「まぐろラーメン」の文字が書かれています。
そんな「まぐろの町」こと、いちき串木野市とわたしの最初の出会いは、幼少期。
親戚の家がいちき串木野市にあったことから、何度か足を運んだことがありました。
そして数十年ほど月日が経ち、縁あっていちき串木野市の高校に進学することに。
とはいえ住まいはいちき串木野市外で電車通学だったため、基本的には学校と駅の往復のみ。
たまに寄り道をすることはあっても電車の時間に急かされ、いちき串木野市についてはほとんど知らないまま卒業を迎えました…。
さらに数年が経ち、当時担任だったスラムダンクの安西先生似の先生(ややこしい)が定年を迎え退職されるということで、同級生数人と学校を訪問することになりました。
そこでわたしは出会ってしまいました。
噂のまぐろラーメンに。
この時訪れたお店は「味工房みその」
地元出身の友達に連れて行ってもらい、初めて食べたまぐろラーメン。
口に入れるまでは正直「ちょっと生臭いんだろうな」と思っていましたが、食べてみるとアッサリしたスープにちぢれ麺がほどよく絡んで、おいしい!
数件飲んだ後に食べるシメのラーメン的な、胃に優しいタイプのラーメンでした。
(公式サイトより、店内の様子)
公式サイトによると、スープについては以下の表記が。
みそののスープは、まぐろの頭と野菜をじっくり煮込み、昆布・鰹節からとった一番だしをブレンドした和風“ダブルスープ”です。
これだけ見ると「あ〜!スープにまぐろを使ってるから、まぐろラーメンなのね」と思われるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
まぐろラーメンは、その名の通り「まぐろそのもの」がラーメンにトッピングされているのです!
言わばチャーシューの代わり。なんてヘルシーなラーメン。
(こちらも公式サイトから)
初めてまぐろラーメンを食べたのは数年前の出来事ですが、同級生との久しぶりの再会だったこともあり、わりと鮮明に覚えていて、
食べ終わった直後「余裕で2杯目食べれそうだわ」と血迷って追加注文しそうになりましたが、店を出て数分後めちゃめちゃお腹いっぱいになりました。
(皆さんもアッサリしているからといって、冷静さを見失わないようにお願いします)
そんな経緯でまぐろラーメンとは面識があったので、猫町さんから質問をもらった時は「まぐろラーメンね、OKOK」ぐらいのノリだったのですが、よく見ると「まぐろカツ」という文字が。
まぐろカツ?はて?
困ったわたしは、頼れるFacebookフレンドの皆さんに助けを求めることに。
するといちき串木野市在住の某氏から、有力な情報をいただきました!
助けてください!
某氏からの情報を要約すると、まぐろラーメンとしては「みその食堂」がオススメ。
しかしみその食堂では、まぐろカツは食べられないとのこと。
まぐろカツのオススメは「とんかつみその」だけど、まぐろラーメンは食べられない。
3店舗はグループ店です
「うーん。できれば同じお店で食べたい!」というわたしの気持ちを察してか、「同じ店で出しているところがないか調べてみますね」と某氏。
数日後、まぐろラーメンとまぐろカツを一緒に楽しめるお店は、市役所前の「和風れすとらん 和楽路(わらじ)」のみという情報をいただきました!感謝!
ということで行ってきました!「和風れすとらん 和楽路」
(雨模様+夜だったため、暗めの写真となっております…)
和楽路の文字が目印
広々とした駐車場に車を止め、のれんを潜り店内へ。
パラパラとメニューをめくると「まぐろラーメン」と「三大カツ定食」の文字を発見、速攻注文。
待っている間にメニューを読んでいると、三大カツ定食のまぐろトロカツ、赤鶏チキンカツ、黒豚メンチカツの三大カツは、3つの勝つ(カツ)が揃った「験担ぎ飯」として、おいしく食べられているとのこと。
取材のために訪れたお店で、験を担げるとは…!ラッキー!
メニューには、パワースポット情報も
店内をキョロキョロしながらしばらく待っていると、運ばれてきました。
いちき串木野市のご当地グルメ、まぐろラーメンとマグロカツ!
はじめは、まぐろラーメンから。
数年前に味工房みそので食べた時同様、和楽路もアッサリめのスープにちぢれ麺。
そして、まぐろの切り身のトッピング。
味工房みそのと比較すると控えめな気がしたものの、きれいな桃色の切り身に新鮮さを感じました。
自家製の温泉卵付き
まずはほぼ生の状態で一口。次は熱々のスープに潜らせ、半生で一口。
残りは十分に熱が通ってから楽しむため、一旦麺の下に潜り込ませます。
まぐろラーメンのいいところは、色んな食感のまぐろを味わえること。
好みの食感を見つけてください
和楽路のまぐろラーメンの特徴は、7種類のトッピング。
小皿に添えられている柚子胡椒で味を変えながら、最後までおいしく食べることができました。
温泉卵に潜らせても、おいしいかも
続いて、三大カツ定食。
こちらも嬉しい、タルタルソース付き
パッと見「どっちがまぐろで、どっちが鶏なんだ?」と混乱しましたが、いいじゃないですか。
おいしければ魚だろうが、鶏だろうが関係ないじゃないですか。
おいしい上に験担ぎまでできるんだから、いいじゃないですか。
(ドキドキして店員さんに尋ねられなかった言い訳です…呼び出しボタンがないお店では注文を取ってもらうのも一苦労…)
これは絶対メンチカツ
一度の食事で魚、鶏、豚を食べることってあまりないのですが、それぞれの味の違いや食感の違いを楽しめることができて、なんだか新鮮な体験でした。
まぐろか?鳥か?
まぐろラーメンとまぐろカツを一緒に楽しめるお店は「和風れすとらん 和楽路」のみですが、それぞれ別々に楽しみたい場合は、「いちき串木野市 総合観光ガイド」をご覧ください。
まぐろラーメンであれば、市内7店舗。
まぐろカツであれば、市内4店舗で楽しむことができます。
その他、柑橘類のポンカンを使った「ポンカレー」や、まぐろの尻尾を使った「まぐろ舵取り丼」希少部位を使った「まぐろのえら身の唐揚げ」など、いちき串木野市特有のご当地グルメも紹介されています。
鹿児島にお越しの際は、ぜひ!
以上、猫町さんからの質問「鹿児島のマグロラーメンとマグロカツってどんなんです?!」に対するアンサーでした。
現地でおいしいご飯を食べる機会をくれた、長崎県の猫町さん。
ありがとうございました〜!
(写真協力:Siii scale studios)
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味工房みその | ●住所 ●電話番号 ●ウェブサイト ※2020年5⽉1⽇(⾦)〜10⽇(⽇)の間、味工房みそのグループ4店舗を臨時休業。詳しくは店舗WEBサイトをご覧ください。 |
和風れすとらん 和楽路 | ●住所
●電話番号
●ウェブサイト
※5/1〜6までは新型コロナウイルスの影響により休業。詳しくは店舗WEBサイトをご覧ください。 |
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