#うどん #チャレンジ #ナイトスポット #夜遊び #映えスポット
みなさん、初めまして!美しい離島と桜島、そして2匹の愛犬を熱烈に愛す
ライターのmitsuです。
鹿児島県民が誇る世界有数の活火山、「桜島」の存在はみなさまご存知のことでしょう。
かつてはその名の通り“錦江湾に浮かぶ島”でしたが、1914年(大正3年)に起きた大爆発で溶岩が海に流れ出し、大隅半島と繋がりました。
昼夜を問わず噴火を繰り返す桜島は、言うまでもなく鹿児島の“シンボル的存在”で、国内はもとより、海外からもたくさんの観光客が訪れます。
たま〜に、全国ニュースで桜島の噴火が報道されると、
県外の友人から「大丈夫!!?危ない!早く逃げて!!」的な連絡をもらいますが…
いやいや…鹿児島県民にとって桜島の噴火は“生活の一部”。
全く問題ありません。
むしろ、「あ、また噴火してるよ〜、風向きどっち?洗濯もの中に入れなきゃ
〜」くらいのものなので、ご安心を。
鹿児島県民の生活が麻痺し、パニック状態になるのは噴火ではなく雪降った時ですから(笑)
さてさて、今回はそんな生きた火山、「桜島」を最高に楽しむ『遊びカタ』をご紹介します。
日中、桜島へ渡り美しい山脈を間近で眺めたり、現地でレンタサイクルして桜島港周辺のみどころを自分のペースで回るのもイイですね、最高です!でも、私が最もオススメするのは、桜島の『夜遊び』。
まずは、持って行って欲しいものリストから。
カメラ・三脚・リモコン・上着、そして“夢”と“根気!”
これさえあれば十分です!
ここからは、実際に私が体験した当日の様子をレポートします。
さぁ!早速一緒に出かけましょ〜♪
15:45、片道15分の桜島フェリーへ乗船!
人だけならなんと、大人200円(小児100円)/片道とリーズナブルな価格で行けちゃうのは嬉しいですね。もちろん車も航送可能!
※車長によって料金が異なるので事前にご確認ください。
今回は車ごと渡りますよ〜。
桜島フェリーに乗ったら、個人的にも(鹿児島県民的にも)是非とも食べて欲しい、フェリー内にある『やぶ金』のうどん。
約15分という短い船旅でも食べきれるよう、注文してから出てくるまでの時間はおよそ1分…神業です。
フェリーの中で食べるうどんの味は別格で、猫舌な私も毎回この味が恋しくて…汗をかきながら必死に食べる!!のがお約束。
言わば、ここから私の桜島遊びは始まっているのです。
ごちそうさまでした!
桜島についたら『桜島ビジターセンター』に向かいましょう。
ここは桜島に訪れたみんなのための情報ステーション。
桜島噴火の歴史や自然についてのわかりやすい展示と解説、情報を提供して生きた桜島を体感するお手伝いをしてくれます。見どころ満載ですよ!
桜島ならではの物販もあります。
桜島大根を使った“桜島大根チップス”
桜島産の“椿オイル”も人気です。
中でも人気なのは、桜島の溶岩と降灰を持ち帰るための小瓶なんとか(笑)
大切なあの人へ“火山灰”のお土産はいかがでしょうか?
他にも「火山灰アイス」やスコップで砂浜を少し掘るだけで、あっという間に”マイ足湯”の出来上がり〜♪「天然温泉掘りセット」も販売しています。
“火山灰アイス”
ひとしきりビジターセンターの見学とお買い物が終わったら外へ出て海辺へ。
ここにはなんと、地下1000mより湧出する天然温泉を利用した全長約100m、日本最大級の足湯が!
いいですね〜。ゆっくり海を眺め、温まりながら日暮れを待つことにしましょう。
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さぁ、日が暮れてきましたよ!そろそろ目的の地、黒神ビュースポットへ移動です。
早速準備を始めましょー!
三脚立てて〜、カメラをセット!桜島の火口へレンズを向けたらISO感度とシャッタースピードの調整を!
準備オッケーーーーーーーー!!!!
そう、私がオススメする「桜島の夜遊び」とは、噴火の瞬間を切り撮る(撮影)こと。
まずは、当日同行してくれた私の友人:大村瑛さんが撮影した夜の噴火をご覧ください。
ドッカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
火口から吹き出る溶岩!バリバリと空へ伸びる火山雷!!これ絵画ではありませんよ。 いや〜!お見事!!
まさに、『生きる活火山!』こんな瞬間を目にすることができるのは鹿児島だけの特権だと思いませんか?
私が初めて夜の桜島へ訪れた日も実は見せてくれました。
噴火とまではいかなかったけど真っ赤に染まる火口。
見たい!!!私も噴火の瞬間が見たい!!そしてその瞬間を切り撮りたい!!
その日以来、私にとって桜島は「夜がアツい!」訳なんです。
これまで何度も足を運び、チャレンジしては振られ続けた夜の撮影!今度こそ!
18:30頃の桜島、イイ感じに陽も暮れてきましたよ〜。
程よく噴火も続けてます。時より『ゴーーーーーーーーっ』とうなる桜島に高鳴る興奮を抑えきれません。わくわく…♪
19:00の桜島。
明るく見えるのはISO感度を調節したカメラのおかげ。
辺りは実は真っ暗で、何にも見えない状態です。
時より変化する山鳴りに、「っ!!来るかも!!?」なんて前向きな勘違いをしつつ…大概勘違いなワケで…私たちはそれを「音の変化で来るかも詐欺」と呼んでいます。
他にも、火口がなんとな〜く赤くみえる(幻覚)「赤くなった気がする詐欺」もあるので、くれぐれもご注意ください。
19:30の桜島…。
うむ、変化なし。
噴火待ちの時間は決して火口から目を離さず、「おやつ持ってきたよ♪食べる?」なんてOLごっこや、「ラグビー見たー!?凄かったね〜♪」なんて楽しい会話を積極的に行いましょう。
さぁ、引き続き根気よく!
20:00
う〜〜ん、まだかまだか…。
20:30
変化なし…。21:30のフェリーに乗って帰る予定の私…
タイムアウトまであと1時間。この辺りから決まってフェリー1本遅らせようかな〜なんて思い始めます。桜島は引き止めるのもお上手です。
21:00
フェリーまであと30分…変化なし。
21:20
終了〜〜〜〜〜。
これまで何度も足を運んでは不発に終わってきた桜島の夜遊び…
残念ながら今回もその瞬間を見せてはくれませんでした。
どうやらこの3時間後、深夜1:00前に噴火したようですよ。
これだから面白い、確かな約束がないからこそ自然遊びは面白い!
撮影後日、同行した大村さんから衝撃の写真が送られて来ました…
噴火を待ちながら時より撮影していた私とは逆に、タイムラプス撮影を行なっていた大村さんの写真の中に、一瞬映り込む噴火の瞬間…
え〜〜〜〜〜〜〜!!!!いつの間に〜〜〜〜〜!?
私たちが「お菓子食べよ♪」なんてOLごっこをしながら目を離した一瞬の隙に、どうやら噴火していたみたいです…完全に…見逃した…。
こうして只管待つ…のが桜島の夜遊びですが、月の出ていない日は噴火を待つ合間に星空を撮影するのもオススメですよ。
桜島は夜がアツい!
みなさんも夜の桜島へ遊びにいってみませんか?
※噴火の撮影を行う際は、火山活動の変化に留意しつつ立入禁止エリア以外の安全な場所でお楽しみください。
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