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[鹿児島] 過疎メシ!佐多伊座敷/時海(ときみ)

[鹿児島] 過疎メシ!佐多伊座敷/時海(ときみ)

山奥にある、海の向こうにある、峠を越えた先にある。 私たちの住む九州で、“過疎化”は進み続ける。 そんな過疎の町で忽然と輝く旨いメシ。 そこには、まだ食べたことのない九州が待っている。

今回は鹿児島県の最南端、つまり日本本土最南端の地にある、食事処 時海(ときみ)についてご紹介します。

かざり


ONESELF Lab|わたしと町の研究所というブログを運営している、鹿児島県在住のブロガ~、かざりです。

 

過疎化が進む九州各地の、あまり知られていない美味しい食べ物を紹介するコーナー。

題して、過疎メシ。

今回はわたしが約1年暮らした本土最南端の町にある、海鮮がおいしいご飯屋さんについて。

 

 

約1年暮らした、本土最南端の町

 

過疎メシについて紹介する前に、少しだけ佐多に対する個人的な思い出について。

わたし自身、現在は鹿児島県南九州市を拠点に活動していますが、20186月からの1年間ほど、同棲している彼の仕事の関係で、日本本土の南の端っこに位置する小さな港町で暮らしていました。

 

グーグルマップより引用

 

町の名前は、佐多伊座敷(さたいざしき)。

社会の授業なんかで一度は耳にしたことがあるだろう、日本本土最南端の佐多岬まで車で2030分ほど。人口1,200人ぐらいの小さな町です。

それくらい小さな町だから気晴らしに外を散歩しても、ほとんど人に会わない。

たまに気配を感じてふりかえっても、そこにいるのは、ほとんどが猫。

 

時々「人より猫の方が多いのでは?」と、錯覚してしまいそうになるほど様々な柄の猫たちと目を合わせる毎日の中で、いつの間にか彼らをiPhoneのカメラで納めるのがクセになっていました。

 

当時暮らしていた玄関の前にて

色んな表情を見せてくれました

 

 

夏にはホームセンターで安く仕入れた浮き輪とシュノーケルを持って、自宅から徒歩30秒のプライベートビーチへ。

 

少し沖にでただけで水族館で見るようなカラフルな魚が泳ぐ、とてもきれいで豊かな海を独り占めにして、遊んでいました。

 

人がいないので、ほぼ貸し切り

 

 

 

 

食事処 時海(ときみ)との出会い

 

そんな暮らしの中で実家に帰省した時に母から、「佐多にすごい海鮮丼があるらしいよ」と教えてもらいました。

 

数週間後、町を散歩している時に、青い暖簾に白文字で「食事処 時海」と書かれているお店を発見。
海の幸を想像させる暖簾の色と、見えない店内にムクムクと興味が湧いたのを今でも覚えています。

 

なんとなく、おいしそうな雰囲気

 

「行ってみたいな~」と思いつつも、店内の雰囲気や値段などわからないことが多すぎる。

 

散歩途中の足で暖簾をくぐるのは、経済的にも精神的にも不安だったため、日を改めることにしました。

数か月ほどして、鹿児島市から彼の弟が遊びにくることになり「この機会に時海に行ってみよう!」ということで、海鮮丼目当てに時海に電話。

無事に予約が完了し、翌日の昼に食べに行くことになりました。

 

 

 

 

町のお祭りで、定置網漁に誘われる

 

時海を予約した日の夜は、町の夏祭りへ。

 

そこで日頃お世話になっていた町のおじさんに、鹿児島市から弟が遊びにきていることを伝えると「明日定置網漁の船がでるけど、乗ってみる?」という提案が。

 

通常、一般の乗船はできないものの、地元で暮らしているということと、彼の弟がわざわざ遊びにきているということで、「特別に船に乗ってもいいよ」と誘ってくれたのでした。

 

「早朝の漁だから、4時に港集合ね」というおじさんの言葉に「早すぎる!」と一瞬ひるみましたが、夏の思い出作りに定置網漁を体験してみることに。

 

 

 

 

海の上で、時海のご主人と出会う

 

右も左もわからないままに渡されたライフジャケットを身につけ、船はどんどん沖の方へ。

 

「一度の漁でこんなに獲れるの?」と、続々とあがる魚に大興奮。約2時間の定置網漁は、一夏の貴重な思い出となりました。

 

網の中には、たくさんの魚が

仕分け後、市場へ運ばれます

 

 

漁が終わり、港に戻る途中で漁師さん達と「今日の昼に、時海に海鮮丼を食べに行くんですよ」と話すと、「あそこにいるのは、時海のご主人だよ」と衝撃の事実が判明

驚きを隠しきれないまま「後から行きます!」とあいさつをして、一旦帰宅。

ドキドキしながら、昼の時間を待ちました。

 

 

 

 

いよいよ、時海丼と初対面!

 

「佐多にすごい海鮮丼があるらしい」という情報を手に入れてから、数か月後。

ようやくその姿を目にすることができました。

宝石箱ってこういうことか!

 

 

海鮮丼の名前はお店の名前から、時海丼と呼ばれています。

特徴はご飯が見えないほど敷き詰められた厚切りの刺身と、種類の豊富さ。

ご主人自ら定置網に乗り込み仕入れた新鮮な魚を、一度に味わえる最高に贅沢な丼です。

 

 

迫力がすごい

 

 

この日の刺身は、なんと9種類。

内容は日によって変わるらしく、店内のホワイトボードには、その日の魚の種類が紹介されています。

 

 

季節によっても変わるらしい

 

 

個人的にオススメの食べ方は、醤油をかけて、まずはそのままお刺身で。お好みでワサビも足しましょう。

しばらく食べ進めてご飯が見えてきたら、一緒に口の中へ。それぞれの魚の違いを楽しみながら、少しずつ。

ある程度量が減ってきたら、テーブルにあるお茶をかけてお茶漬けに。

刺身にほんのり火が通って、また違った食感を楽しむことができます。

最後に値段についてですが、これだけ厚切りの刺身が載って、なんと1,200でいただけます

しかも味噌汁付き。

 

 

その他のメニューもぜひお試しを!

 

 

売り切れ次第終了のため、お越しの際は予約必須!

佐多伊座敷だからこそできるクオリティを、ぜひお楽しみください。

食事処 時海(ときみ)

住所

鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷3931-2

定休日

日曜祝日(ホームページにて、要確認)

営業時間

昼 12:00-14:00 / 夜 17:30-22:00(要予約)

電話番号

0994-26-0663

ホームページ

https://tokimisata.exblog.jp

この記事のライター

かざり

ブロガー/町のレコーダー。鹿児島県大隅半島出身。2016年11月よりブログ ONESELF Labの運営を開始。コンセプトは「わたしと町の研究所」運営開始半年後から企業やNPOの依頼を受け、PR記事や研修会/イベントレポートを作成。現在は南九州市頴娃町を拠点に活動。好きなドリンクは、赤いコーラです。

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