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[熊本] 温泉ソムリエが愛した湯〜家族湯編〜 /家族湯って九州外じゃ珍しいらしいよ!

[熊本] 温泉ソムリエが愛した湯〜家族湯編〜 /家族湯って九州外じゃ珍しいらしいよ!

温泉が世界を救う!…ハズ。
温泉ソムリエによる、愛すべき温泉の話。
九州各県の温泉ソムリエが愛する温泉について語ります。
一周目は家族湯!

 

一湯目:熊本
一周目は「家族湯」について語ってみた。

 

はじめまして。
「温泉」が世界を平和にすると心底思っている
ライターのぴちこです。

 

入浴シーンはほぼ撮らないので(理由はいろいろ)、このサイズでご勘弁を(笑)

 

子どもの頃から祖父母や両親に連れられて、
九州各地の温泉に出掛けていたときは
お湯は熱いし、
とろとろのお湯は流しても流しても
ぬるぬるしていて気持ち悪いし…
むし湯とか息ができんでスカン!
と思ってたけど、

 

どれも
今でも「思い出」になって
記憶に残っているのが
大人になって気づいたこと…。

 

そんなことに気づいて、
温泉が好きになって、熊本のタウン誌(モコスとタンクマ)に勤めはじめて
せっかく温泉が好きだから、温泉で熊本をPR出来たらいいなと思って
熊本で最初の温泉ソムリエになって、
温泉仲間(以後:湯友って書かせてもらいます。温泉ヘンタイとも言う)が
全国各地にどんどん増えて、
フリーランスになって、
ますます湯友と会う機会が増えて、今に至ります。
(14年間を一瞬で説明してみた…)

 

温泉ソムリエがキッカケで仲良くなった方々。広島からやってきた温泉ヘンタイのご夫婦を囲んで

 

温泉の何がそんなにいいのか?って

キッカケは、「温泉=家族の楽しい思い出」だったけど、
今は、さらに気づいたことがあって
もっと大好きになってます。

温泉は裸で入るのがほとんど。
(湯浴み着で入る混浴とかあるので、全てではないんだな)

 

裸で一緒の湯船に入ってたら
誰が偉いとか、誰が年上だとか、職業とか
あんまり関係なくて、見栄とかはる必要ないし
利害関係がないっていうのかな。

 

「はじめまして」な人も、
一緒に温泉に入ってお喋りしてたら、
気づいたら何年も前からお友達だったみたいな関係になれて
気づいたら、湯友のみんなといると
温泉に入った後みたいに「ほっこり」してくるから、本当に不思議。
これが私を虜にしている、温泉の魅力。

 

と、前置きが長くなったけど
そんな湯友のみんなに
せっかくだから九州の温泉を語ってもらおうと思って
はじまったこのリレー。
「お題」に沿って、温泉ソムリエたちが繰り広げる
温泉愛あふれるコラムたちをお楽しみください。

 

まずは、熊本からスタート!

 

 

 

家族湯は(たぶん)究極の
コミュニケーションツール!

第一周目のお題は「家族湯」です。

裸で入る温泉。しかも、家族で入る家族湯は、
より絆が深まるはず!
首脳会談も家族湯でやれば、即解決するんじゃ?って
考えたこともあるくらい。

そんな「家族湯」という温泉文化が
九州に根付いていることに気づいたのは
はじめて熊本で温泉ソムリエ認定セミナーをした2010年のこと。

 

「家族湯だけで営業している施設は、全国的に珍しいですよ。
他の地域は、旅館や大浴場に数部屋ある程度。
経営が出来ているのがスゴい!」

 

右の方が温泉ソムリエ協会・家元の遠間さん。2008年に「温泉ソムリエ認定セミナー(福岡・原鶴温泉)」で温泉ソムリエになって以来、大尊敬している温泉界のカリスマ!

 

熊本を訪れた温泉ソムリエ協会の家元・遠間和広さんの
この言葉がキッカケ。
いっぱいあるな〜とは思っていたけど、
私にとっては当たり前だったし、
家族湯施設の人たちも、同じ反応!
これが、私が「家族湯文化」を調べるキッカケになったお話です。

 

熊本の家族湯のはじまりは、昭和40年代。

熊本の家族湯のはじまりは、昭和40年代。
(残念ながら、ここが最初かも!と言われていた1967年創業の施設が閉店…悲しすぎる)

 

山鹿に誕生し、今では県内各地に点在。
熊本発祥という名残もあって、今でも山鹿をはじめ、県北に多いようです。

 

家のお風呂のような浴室がほとんどで
当時は、『さくら湯』が入浴料10円の時代に1部屋150円! 高額だ!

 

ちなみに現在は、大きく2タイプ。(と、勝手にタイプ分けしてます)

 

脱衣所と湯船というシンプルで、リーズナブルな価格の「日常型」

 

内湯と露天風呂があったり、広い座敷があったり、
まるで旅館!みたいな佇まいの 「リゾート型」が存在。

 

「リゾート型」の『湯〜庵』。

 

2001年にオープンした、熊本での「リゾート型家族湯」の先駆けだと思ってる『湯〜庵』(熊本市北区植木町)

 

 

『湯〜庵』のオーナーさんは、料亭で腕をふるう料理人。
大阪から熊本に帰って来て料亭をしていたけれど
温泉施設をすることになって、「こんなのないよね」って
「リゾート型」をオープン。

 

内湯は、お客さんごとにお湯を抜いて新しいお湯を入れるので、
いつでも一番風呂が楽しめるなんて、温泉ヘンタイにはたまらない(興奮気味)

 

この写真、再度登場。一番左の人が『湯〜庵』のオーナー。仕掛けること全部お洒落♪(こんな事書いたら削除してって言われそう…笑)

 

 

 

「日常型」の『亀の甲温泉』。

 

家族湯の原稿を書いていたら、無性に温泉に入りたくなったので、
姉を誘って『亀の甲温泉』へ。(姉は「家族湯」派)

 

50分1,000円ほどで入浴出来る日常型。写真は『亀の甲温泉』(菊池市泗水町)

 

こちらは「日常型」の家族湯で券売機でチケットを買って
受付のお姉さまに渡すと、お部屋の札をくれる。

 

この日は「えのき」の部屋。なぜこの名前にしたんだろう…

 

脱衣所にはドライヤーを完備。エアコンは有料。浴室にはリンスinシャンプーとボディソープもあるので、タオルだけあればOK♪

 

壁のポスターをよく見ると、私がいた(汗)。タウン誌時代の記事だね。なつかしい〜

 


お湯はほんのり茶色がかっていて、湯の花も浮いてる(見えるかな?見えないかな〜)。家族湯の嬉しい点のひとつは、掛け流しで新鮮なお湯を 独泉(温泉を独占)できること。 ありがたや、ありがたや

 


『亀の甲温泉』に行ったら、受付時に「焼き芋」を注文して入浴。帰る頃には、ほっかほかの焼き芋が♪ 小腹を満たして、お腹もぽっかぽか〜

家族湯を利用するのは、友だちでも、
彼氏・彼女とでも、会社の同僚でもOK。
大浴場とはまた違うこぢんまり感。
周囲を気にせず湯浴みが出来るプライベート感。これが何とも贅沢なんだ! 

しかも、熊本は湯量が豊富なので、
掛け流しや、お客さんごとに入れ替える施設もあり、さらに贅沢! 
(湧出量は全国5位! ※平成27年)

これから海外からの観光客も増えてくるので、
裸で他人とお風呂に入る文化がない海外の方や、
タトゥーがあって温泉を諦めている方にも嬉しいのが家族湯。

さてさて、九州各地にある「家族湯」。
実は、熊本が一番最初かな…と思っていたら、
古い資料で最初(だと思われる)家族湯を、
鹿児島の湯友さんが発見しちゃった。

ということで、鹿児島の温泉ソムリエさんにバトンタッチ!

 

次回、鹿児島代表…!!

 

 

施設情報

湯〜庵

◆住所
熊本県熊本市北区植木町亀甲1526−1

◆TEL
096-275-1677

◆ホームページ
http://yu-an.co.jp/

亀の甲温泉

◆住所
菊池市泗水町田島亀甲1773

◆TEL
0968-38-6510

◆ホームページ
https://kamenokouonsen.com/

この記事のライター

ぴちこ

熊本生まれ、熊本育ち。大学卒業後、輸入雑貨店勤務を経て地元タウン誌に約14年勤務。タンクマ・モコス編集部の編集を担当し、2018年7月よりフリーランスに。熊本第1号の「温泉ソムリエ」、全国でも100名ほどしかいない「温泉ソムリエアンバサダー」として、熊本の温泉の魅力を県内外に伝える活動を行う。

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